HSPのカウンセリング その① ~HSPとは?~

「小さなことが気になる」、「疲れやすい」、「傷つきやすい」…このような悩みがある場合、
その背景には、生まれつきの気質の特徴があるかもしれません。

HSPとは?

HSPHighly Sensitive Person「とても敏感な人」)は、エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念です。

HSPは、どの社会にも15~20%の割合で存在すると言われています。

この特徴を持つ人達は、そうでない人にとっては何でもない小さな刺激(環境の変化、人間関係、痛み、カフェイン、光、音等々)にも、敏感に反応します。

そのため、例えば大人数の集まりが苦手だったりします。たくさんの刺激がいっぺんに入ってきて、どうふるまったらいいか分からなくなってしまうのです。

HSPは、社会の中では少数派なので、
「何で自分は他の人と同じようにできないんだろう」
「自分はダメな人間だ」
と感じることが多いかもしれません。

HSPを改善するには

例えば、体質で考えてみると、「お腹を壊しやすい」という人がいるとします。
多くの人にとって大丈夫な食べ物でも、すぐにお腹を壊してしまうので、「損な体質だな」と思うかもしれません。
でも、日々生活していくためには、食べて栄養を摂らなくてはなりませんから、
何をどう食べるとお腹を壊すのか知っておいたり、自分に合った食べ方を工夫すれば良いのです。
そうすれば、お腹を壊さなくても、必要な栄養を摂ったり食事を楽しむことができます。

HSPについても、同じことが言えます。
自分自身を知ったり、対人関係のスキルを身につけることで、HSPを改善することは可能です。

HSPのカウンセリング

HSPは、生まれ持った気質なので、それ自体を治すことはできないのですが、
そこから来る生きづらさは後天的なものなので、環境や人間関係などを変える事で改善することができます。

具体的には、自分の敏感さを理解すること、少しでも暮らしやすくなるための工夫をすること、セルフケアを取り入れることなどです

逆に、敏感さを意識しすぎてひきこもってしまうと、ますます外に出るのがつらくなるので、
自分にとって最適な生活の仕方を見つけていくことが大切と言えるでしょう。

こういった事をHSPのカウンセリングで取り組んでいくことで、状況の改善は十分可能です。

執筆:カウンセラー木村

HSPのカウンセリングその② ~育児がつらい~

成人のアスペルガー症候群のカウンセリング

「昔から、なぜか色々な事が上手くいかない。そのせいで自信ががなく、気分も不安定になりやすい」

という方が、実は軽度のアスペルガー症候群だということが、よくあります。

しかし、これらの方は勉強面では問題がなく(高学歴の方もいます)、
子供の頃に特にアスペルガー症候群だという診断などを受けた訳ではないので、
「なぜだか分からないけど、上手くいかない」
「自分は、何かおかしいんじゃないだろうか」
という、漠然とした不安を抱えて生きています。

 

他には、こんな症状があります。

・仕事上の色々な事がうまくこなせず、ストレスが高い

・友人関係が上手くいかず、昔からトラブルが多かった

・子供の頃に、いじめられた経験がある。

・「空気が読めない」と言われた事がある

・うっかり失礼な事を口走ってしまったりするので、気を付けている

・人に怒られたり、失敗するとパニック状態になり、気持ちのコントロールが効かなくなる

・自分なりのルールややり方にこだわる頑固なところがあり、柔軟性がない

・一度「イヤだ」と思った事は、なかなか受け入れられない

 

こういった方々は、アスペルガー症候群としてはごく軽度であったり、
診断名がつくようなレベルではない、”個性の範疇”と言えるような微妙なレベルであったりするのですが、
やはり人間関係や仕事などで上手くいかない事が多いため、
ストレスが高く、自己評価がとても低かったり、うつ気分や不安が高くなりやすいのです。

 

こういった方には、カウンセリングが高い効果をあげます。
アプローチとしては、対人関係や生活スキルを学んだり、
うつ気分や不安を改善するための認知行動療法が有効です。

 

ただ、カウンセリングの期間としては、一般の方より長くなる傾向があります。
仕事ができるレベルの軽度の方は1年ぐらい、
うつ病や不安障害が深刻で、家族以外の人と関われていない場合は、数年かかることもあります。

 

時間はかかりますが、アスペルガー症候群はカウンセリングが確実に効果を上げている分野ですので、
焦らずじっくりと改善していきましょう。

 

ご本人がカウンセリングに行きたがらない場合は、まずはご家族の相談も可能です。