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スカイ&リーフ カウンセリング

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投稿者: skyleaf

気にしすぎ?HSP?人間関係に心が疲れしてしまう人へ① ~気にしすぎてしまう原因とは?~

私たちは日々の生活の中で、自分が直面している状況に対して「悩む」ことがあります。人は、そうした悩み事に対して解決を試みたり、気晴らしに別のことをして気分転換を図ったり、様々工夫しようとします。ものごとによっては、比較的スッキリと切り替えができるものもあれば、一方で、同じような悩み事を繰り返してしまうこともあります。さて、その違いは何でしょうか? 

 心理学では、その一つの解釈として、『不合理な信念』という考え方があります。
端的にいうと、「その状況が人を困らせている」のではなく、「状況に対する思い込みが人を困らせている」という考え方です。この「状況に対する思い込み」のことを不合理な信念とよびます。例をいくつか挙げてみましょう。

 ①過度な一般化
・・・一つのことから、全体のことのように考えてしまうこと。
「私、Aさんのこと苦手だなぁ…ここにいるAさんの友達みんな、私とウマが合わないに決まってる。」

②自身への関連付け
・・・周りで起こったことに対して、自分が原因だと思い込んでしまうこと。
「先生怒ってる…あれ私のこと言ってるのかな…」

③根拠のない推論
・・・根拠や事情が分からないのに、自分の予想に振り回されること。
「あれ?インスタで友達が遊びに行ってる写真をあげてる。私だけ声をかけられてない。もしかして私、嫌われてる…?」

④全てか無か
・・・ものごとを極端に決めつけてしまうこと。
「 Aグループは良い人たちだけど、 BグループはAとは反対派だから絶対悪い人たちだ。」

⑤すべき思考
・・・意固地になって、気が休まらなかったり、自分で自分の首をしめてしまうこと。
「周りに迷惑をかけないように、常に気を配るべきだ。」

⑥感情による決めつけ
・・・自分が感じたことにとらわれて、周りが見えなくなること。
「私、この人と一緒にいると胸が苦しい、つらい…全部この人が薄情な人だからだ!」

⑦過大・過少評価
・・・過度に卑下したり、誇張したり、一部の情報を見すぎて右往左往すること。
「あの人はいいよなぁ、頭も良いし、スポーツ万能だし、それに比べて自分はさ何もアピールできるものがない…」

こうした思い込み(不合理な信念)は、人の感情を後ろ向きにしたり、行動意欲をなくしてしまうことがあります。でも、冷静になってみると、考え方を変えるだけで物事の見え方が変わったり、自分がこれからした方が良いことがわかることもあります。

それでは早速、考え方を切り替えてみましょう!(後半ページへ)

投稿者 skyleaf投稿日: 2025年9月7日2025年9月7日カテゴリー 心理学, 相談内容, 認知行動療法, HSP気にしすぎ?HSP?人間関係に心が疲れしてしまう人へ① ~気にしすぎてしまう原因とは?~にコメント

気にしすぎ?HSP?人間関係に心が疲れしてしまう人へ② ~気になることを切り替えてみよう!~

ためしに前回の思い込みの例を切り替えてみましょう。

①「私、Aさんのこと苦手だなぁ…ここにいるAさんの友達みんな、私とウマが合わないに決まってる。」
 ➡意外と一人一人と話してみたら、本音はそれぞれ違うのかもしれない。別の機会にBさんに話しかけてみよう。

②「先生怒ってる…あれ私のこと言ってるのかな…」
 ➡皆に対して言っているのかもしれないし、先生も困ってるのかも。後で先生に、自分にできることがないか聞いてみよう。

③「あれ?インスタで友達が遊びに行ってる写真あげてる。私だけ声をかけられてない。嫌われてる…?」
 ➡たまたまかもしれないし、最近自分も忙しかったから気を遣ってくれたのかもしれない。今度こっちから遊びに誘ってみようかな。

④「 Aグループは良い人たちだけど、 BグループはAグループとは反対派だから絶対悪い人たちだ。」
 ➡どっち派でもない人がいるかもしれないし、周りに合わせていることもあるかも。何人か個人的に意見を聞いてみよう。

⑤「周りに迷惑をかけないように、常に気を配るべきだ。」
 ➡迷惑かけるのも時にはお互い様。TPOを意識してれば、うまく協力して、お互いの利益につながるかもしれない。

⑥「私、この人と一緒にいると胸が苦しい、つらい…全部この人が薄情な人だからだ!」
 ➡でもこの人、前は助けてくれたこともあったし、向こうはそこまで気にしてないのかも。自分も接し方変えてみようかな。

⑦「Aさんはいいよなぁ、頭も良いし、スポーツ万能だし、それに比べて自分は何もアピールできるものがない…」
 ➡とりあえず、自分はここまでやってきたんだから、それで十分!せっかくだし、Aさんはどんな努力をしてきたのか、参考に聞いてみよう。

 こうした切り替えは、言われてみれば当たり前のように感じるかもしれませんが、人は日々を一生懸命過ごしていくうちに、状況に対する思い込みから悩みの種を自分から生んでしまうことがあります。

 一人で考え込んでいても、なかなか思い通りにいかない時は、他者に相談してみることで新しい価値観を教えてもらえることもありますから。落ち着いて、自分自身や周りをかえりみるきっかけとして、カウンセリングを利用してみるのもよいでしょう。


 困ったときはお互い様。カウンセリングや人とのつながりを、不合理な信念からの切り替え、心のアップデートに役立てましょう。

文責:カウンセラー武田

投稿者 skyleaf投稿日: 2025年9月7日2025年9月7日カテゴリー カウンセリング方法, 心理学, 相談内容, 認知行動療法, HSP気にしすぎ?HSP?人間関係に心が疲れしてしまう人へ② ~気になることを切り替えてみよう!~にコメント

病院(心療内科・精神科)とカウンセリングの違い

精神科、心療内科かカウンセリングか

病院(心療内科・精神科)とカウンセリングの違いについて、一般の方にはあまり分からなかったりするので、ここで解説したいと思います。

①薬を出せる/出せない

病院(心療内科・精神科)は薬を出せますが、カウンセリングでは出せません。

そのため、薬が必要な状態(重度のうつ症状や、統合失調症など)の場合や、睡眠薬などが欲しい場合は、病院が必要になります。

②問題を一時的に乗り切るか/根本的に解決するか

病院では、薬の処方がメインで、生活リズムなどの簡単なアドバイスはありますが、どちらかと言えば一時的に問題を乗り切るアプローチがほとんどです。

それに対して、カウンセリングは自己肯定感を上げてストレスを受けにくくするなど、問題が再発しないような解決方法を探っていくため、根本的なアプローチと言えます。

当カウンセリングに来る相談者の方も、うつっぽい状態が治っただけでなく、「カウンセリングに来る前とは考え方もまるで別人になった」と表現される方もいらっしゃいます。

③健康保険が使える/使えない

病院では健康保険が使えるので3割負担などで済みますが、カウンセリングでは保険が使えないため、全額自己負担になります。

病院の1回あたり1,000円台~5,000円程度に対して、カウンセリング料は1回あたり8,000円~12,000程度と、決して安くはありません。

ただ、病院での診察時間は数分~長くても数十分程度ですが、カウンセリングは50分~75分という事と、カウンセリングでは問題を一時的に軽くするのではなく、根本的に改善することを目指しているため、コストパフォーマンスを考えると悪くないのではないでしょうか。

④カウンセリングが簡易的か/本格的か

病院では薬の処方がメインになりますが、医師が生活リズムや家族との関わり方などの簡単なアドバイスをしてくれる場合もあります。

また、医師だけではなくカウンセラーがいる病院もありますが、月1回、30分程度で内容は話を聞いたり近況を確認したりといった簡単なカウンセリングである場合が多いようです。

対してカウンセリングルームでは、1~2週間に1回、60分程度など集中的にカウンセリングを行い、相談者の考え方を深いレベルから変えていく事を目指します。例えば、過去の家族関係を振り返る中でどうやってマイナス思考が作られてしまったのかや、認知行動療法などを使って考え方をじっくり変容させていく作業が可能です。

⑤病的な状態か/病気ではないが悩んでいる状態か

重度のうつ病や統合失調症などがあったり、自殺願望が強いなど、病的な症状が重い場合には、薬が必要な時もあるので、病院に行った方がいい場合もあります。

一方で、病気という程ではないけど、自己肯定感が低くて日々生きづらい、対人関係で悩んでいる、学校や職場のことで悩んでいる、という場合や、
病院は通っているけどなかなかうつ病が治らないので、根本的に考え方を変えていきたい、という場合にはカウンセリングが適しています。

病院に行った方がいいのかもカウンセリングで聞ける

こういった判断がご自身で難しい場合は、カウンセリングで病院受診した方が良いかのアドバイスも可能です。一回でのご相談もできますので、ぜひご相談いただければと思います。

投稿者 skyleaf投稿日: 2025年6月14日2025年6月14日カテゴリー 未分類タグ カウンセリング, 心療内科, 精神科病院(心療内科・精神科)とカウンセリングの違いにコメント

感情をコントロールする~その④ポジティブな気持ちでいるには~

感情をコントロールする~その④ポジティブな気持ちでいるには~

ここまでのお話で、感情をコントロールするポイントは、

●感情をなるべく言葉で言い表すようにする事

●感情を言い表す言葉を出来る限りたくさん知っておく事

である事をお伝えしました。

そして今回が最後のポイントとなりますが、それはこのような事です。

ポジティブな言葉を使うようにすること

これはなぜかというと、最初の記事で説明したように、私たちは目の前で起きている事を言葉というツールを使って解釈しようとするからです。

という事は、なるべくポジティブな言葉を使うようにすれば、自然とポジティブな解釈になるし、その結果、気分もポジティブになりやすいという事です。

例えば、いつも上司の顔色を伺って、気に入られてポイントを稼ごうとしている同僚のことが目に付くとします。

それを見て、心の中で「ムカつく」「無理だわ」と言うかわりに、

「すごい野心だな」とか、

「(ちょっと皮肉をこめて)今日も〇〇さん絶好調だなー!」とか、

「ずいぶん頑張ってるなー。」

と言うようにすると、気分がポジティブまでにはならなくても、最初のように「ムカつく」と思っている時よりは、ストレスがマシになるはずです。

または、風邪を引いたのか朝から体がだるくて頭もボーっとして、何もやる気がおこらない日があるとします。

その時に、心の中で「自分ってダメだなぁ」「ウツだわー」と言うのではなく、

「最近けっこう活動してたから、今日はお疲れモードかな」

「こんな日もあるよな」

「体が、休みなよって言ってるんだろうな」

と言うようにすると、かなり気分がおだやかになると思います。

このように、日常で起きている出来事を、なるべくポジティブな言葉やフレーズを使って言い表すように意識すると、ネガティブな感情やストレスをある程度減らす事ができます。

カウンセリングで「リフレーミング」という手法がありますが、それに近いものがあるかも知れません。

ポジティブな言葉のボキャブラリーを増やす

こういったポジティブな言い換えが出来るようになるためには、まずは「ポジティブな言葉やフレーズを沢山知っておいて、いつでも使える状態にしておくこと」が最初のステップです。

そのためには、このような方法がおススメです。

-なるべくポジティブな人と過ごすようにする(&ネガティブな人との接触を減らす)

-YouTubeなどの動画を見る時は、他者や社会の悪い部分を取り上げた物より、前向きな明るい内容のものを選ぶようにする

-SNS(twitterやFacebookなど)は、批判的な事や暗い事件などについて書く人はフォローしないようにし、建設的な話題をアップする人をフォローするようにする

-前向きな人が集まり、前向きな話題が出そうな場所に行くようにする(例:仕事のグチばかり言う飲み会よりも、勉強会や趣味の集まりに行くようにする)

このような方法で、まずは感情を言い表すポジティブな言葉をなるべく多く脳にインプットしておけば、それがとっさの場面で言葉になって出て来やすくなり、感情もポジティブに傾きやすくなります。

本当は思ってなくてもポジティブに言ってみるようにすると良い

ただ、中には「ポジティブな言葉は知っていても、本音ではそんなにポジティブにとらえられないから、実際にはなかなか使えない」と思う方もいるかも知れません。

このように、そう思ってなくても「取りあえず言ってみる」ようにし、何度か使っているうちに段々そう思うのが当たり前のような気がしてきて、少しずつポジティブに捉えられるようになっていくはずです。

「感情をコントロールする」シリーズ全4話のポイントをまとめると、

●(特にネガティブな気分の時には)なるべく感情を言葉で表現すると少し気分が楽になる。

●そのためには、感情を言い表す言葉やフレーズをできるだけ沢山知っておくと、より気分をコントロールしやすい

●さらに、ネガティブな言葉よりもポジティブな言葉やフレーズのボキャブラリーを増やしておくと、もっと気分が上がりやすい

いかがでしょうか?

ぜひ今日から取り入れられる事(YouTubeの動画の候補が出てきたら、なるべく前向きなものを選ぶなど?)から実践してみてくださいね!

出典:How Emotions Are Made:The Secret Life of the Brain written by Lisa Feldman Barrett

投稿者 skyleaf投稿日: 2024年5月1日2024年5月1日カテゴリー アダルトチルドレン, カウンセリング方法, 心理学, 相談内容タグ ネガティブ思考, ポジティブになるには, 感情のコントロール感情をコントロールする~その④ポジティブな気持ちでいるには~にコメント

感情をコントロールする~その③感情表現をもっと豊かに~

感情をコントロールする~その③感情表現をもっと豊かに~

前回の記事では、感情を表す言葉をなるべく使うようにすると、気持ちが落ち着きやすいと説明しましたね。詳しくはこちら⇒感情をコントロールする~その②感情を表す「言葉」を意識して使う~

今回は、さらに感情のコントロールが上手くなる方法をお伝えしたいと思います。

それは、感情表現のボキャブラリー(言葉の種類)を増やすと良いという事です。

感情を言葉でもっと豊かに表現しよう!

例えば、上司に怒られた事を「嫌だった」とシンプルに言い表す事もできますが、もっと気持ちを詳細に伝えようとするなら、

「すごい剣幕で言われたから怖かった」

「結構ダメージを受けた」

「いきなり言われたから、ショックだった」

「自信なくすなぁ」

と色々な表現ができるかと思います。

このように、気持ちを言い表す言葉のバリエーションを増やすことで、より詳しく、正確に感情を表現する事ができます。

豊かに表現できると、気持ちが落ち着く

その時の気持ちを豊かに表現することで、より正確に自分の置かれた状況を認識できたり、人に伝えられたり、その先に何が起こるか予測がつけやすくなって、適切な対処を取る事ができるのです。

ということは、何か問題が起きても、その事に対応できるという自信がアップして、不安や落ち込み、怒りなどのネガティブな反応も減ります。

逆に、気持ちを言い表すボキャブラリーが少ないと、ストレスが溜まりやすくなるという事です。

例えば、私がスクールカウンセラーをしていた時、中学生に「最近は調子どう?」と聞くことがあったのですが、「普通です」という答えがよく返ってきました。

でもこれでは、どんな様子だったのかが余り伝わらないですよね。

「別に」「ウザい」「キモい」なども10代の若者がよく使う表現ですが、これは人生経験が少ないせいで感情を表現する言い回しをまだそれほど沢山知らないからなのですが、ボキャブラリーが貧困だから若者は余計にイライラしたりストレスを感じやすいのかも知れません。

では、若者も含めて、どうやってこのボキャブラリーを増やしていけば良いのでしょうか?

感情表現のレパートリーを増やす方法

「本を読むのは良い事」というのはよく言われている事ですが、本を読むことで、新しい言葉の言い回しを学ぶことができます。小説などでも、普段使わないような豊かな表現方法に出会うことができます。

例えば、これは本に書いてあるというより、もともと知られた表現ですが、「思い切ってやってみた」という代わりに、「清水の舞台から飛び降りる気持ちだった」と表現すると、その時の気持ちがすごく鮮明に伝わるかと思います。

または、本よりもう少し手軽な方法だと、YouTubeで心理学や社会学、自己啓発などの動画を見ると、新しい概念(考え方)を知る事ができます。

例えば、心理学に「自己肯定感」という言葉がありますが、これは「自分自身を根底の所で認められているか、ありのままの自分を受け入れられているか」という事で、この自己肯定感が少ないと、その人のメンタルや対人関係など色々な問題につながってしまうのですが、

単に「自己評価が低い」と表現するよりも、「自己肯定感が低い」と言った方が、それに関係した色んな問題も連想させるような、よりインパクトや重みがある気がします。

語学を学ぶことがメンタルにも良い?

それ以外の方法としては、外国語に触れることで、自分の言語にはない表現を学ぶことができます。

例えば、日本語の「わび・さび」という表現は、英語には存在しない言葉だそうです。

あえて「わび・さび」を説明しようとすると、「不完全なものに美しさを見出す美意識」となるそうですが、個人的にはそれだと何か十分に表現しきれていない気もします・・・。

なので、英語でも”Wabi sabi “とそのまま使っているようです。

これと同じように、英語やロシア語、スワヒリ語などの外国語にも、日本語にはない独自の言葉が存在します。外国語を学ぶことで、そういった新しい言葉(表現のし方)を学ぶことが出来るのです。

とにかく新しい体験をするのが効果的

また、色んな人と話をしてみたり、新しい体験(例えば、瞑想、オンラインのディベート、演劇を見に行く、新しい電化製品を買う?etc…)をすることで、今まで知らなかった言葉の表現を出会う機会が増えます。

最近私は、カウンセリングに来た若者から「溶かす」という表現を教わりました。

これは、「ギャンブルやゲームなど無駄な事にお金を使ってしまう」という意味の様で、「ゲーセンで2,000円溶かした」のように使います。

「ゲーセンで2,000円使ってしまった」よりも、「ゲーセンで2,000円溶かした」の方が、お金をムダに使った後悔や情けない感じが出ていて、より豊かな表現ですよね!

ぜひ私もチャンスがあったら「溶かす」を使おうと思います。

こういった新しく出会った表現を、一つ前の記事でも紹介したように日々の日記(記録)などで使ってみるとより効果的ですね。

ぜひ何か、新しい言葉(表現)をレパートリーに加えてみませんか?

それでは次に、最後のステップ「その④ポジティブな気持ちでいるには」に進みましょう!

こちらも読みやすい記事です。

出典:How Emotions Are Made:The Secret Life of the Brain written by Lisa Feldman Barrett

投稿者 skyleaf投稿日: 2024年4月17日2024年5月1日カテゴリー アダルトチルドレン, カウンセリング方法, 不登校, 心理学, 相談内容タグ 怒りのコントロール, 感情のコントロール, 感情表現感情をコントロールする~その③感情表現をもっと豊かに~ への1件のコメント

感情をコントロールする~その②感情をあらわす「言葉」を意識して使う~

感情をコントロールする~その②感情をあらわす「言葉」を意識して使う~

先ほど、感情を変える(コントロールする)事は可能だと言いましたが、

これは感情が「元々あったもの」という訳ではなくて、「脳が作り上げたもの」だからです。

例えば、あなたが上司に仕事のミスをきつく指摘されたとします。

その時に、まず体の症状として出ます。心臓がドキドキしたり、胃のあたりがムカムカしたり、汗をかいたり、体の中ではアドレナリンが放出されているかも知れません。

この体の症状を、脳が「これは怒りだ」と解釈して初めて、「怒り」という感情になるのです。

ただ、この解釈の仕方は、人によって違います。怒りではなく、「怖い」と解釈する人もいれば、「ストレスだ」と解釈する人もいます。

(さすがに、この状況を「リラックスしている」とか「幸せだ」と解釈する人はいないと思いますが。)

感情をコントロールするポイントは「言葉」

この「脳による解釈」という作業は、私たちが子供の時に「怒り」「怖い」「ストレス」という言葉を学習して、初めて起こります。

という事は、こういった言葉をまだ知らない赤ちゃんは、脳による解釈の作業ができないので、つまり感情がないという事になるのでしょうか?

・・・その通り。

言葉を知らなければ、「感情」という形にはなっていません。ただ心臓がドキドキして、汗をかいて、アドレナリンが分泌される、という体の症状があるだけです。そこで話は終わりなのです。

つまり、感情を感じられるかどうか、そしてどんな感情を作り出すかは、私達の使っている「言葉」にかかってきます。

ですから、この「言葉」をうまく使えば、感情を変えていくことも可能なのです。

感情をあらわす「言葉」をできるだけ使うようにすること

では、この「言葉」を使って感情をコントロールするためには、まず感情を表す「言葉」をなるべく日常で使うようにすると良いです。

知っていると、気持ちが少し落ち着くという効果があります。

なぜ、感情をあらわす「言葉」を当てはめると、気持ちがコントロールしやすくなるのでしょうか?

それは、私たち人間が、なぜ他の動物にはない「言葉」という能力を身につけていったのかという事を考えると分かります。

人間は、「言葉」を使う事によって、起きている事を理解して整理し、対処方法を考えたり、他者とスムーズにコミュニケーションを取ったりという、生きていく上で大きな武器を手に入れたのです。

ですから、言葉を使うことで、状況をコントロールしやすくなり、本能的に安心感のようなものが感じられるのでしょう。

感情表現できないと、心と体の問題が起こる

「失感情症」という障害があるのですが、「感情が失われる」という言葉の通り、自分の感情が感じられなくなっている状態の事です。心臓がドキドキしたり、汗をかいたり、という体の症状はあり、その事には気付いているのです、それを「怒り」「怖い」というふうに感情として認識できないのです。

そのせいでストレスを感じやすくなり、頭痛や過呼吸、不眠、手足が麻痺したりなどの身体の異常が出てきます。

そこまで行かないにしても、怒りが爆発しやすくなったり、うつ傾向になったり、人と上手くコミュニケーションが取れなくなるなど、色々な心身の不具合につながるのです。

つまり、私たちはふだん全く意識していないのですが、感情を言葉で表現する事は、心身をコントロールする上で、とても大事なことなのです。

基本のトレーニング:感情を、日常的に書いてみる

そのため、なるべく気持ちが高ぶったらまず「これはどんな感情なのか?」と考えて、「悲しい」「びっくりした」「怖かった」「モヤモヤする」「イライラした」等の感情を表す言葉を当てはめる事だけでも、少し気持ちが落ち着くことでしょう。

これは、自分でその時に感じた感情を言葉にしてみるだけでも良いのですが、日記や簡単な記録という形で、書き留めるとより効果が高いようです。また、可能なら誰かに伝える事ができれば、さらに良いと思われます。

これをやる事で、100%の感情が思い通りにコントロールできるようになる、という事ではありませんが、基本のスキルが少しずつアップしていくはずです。

野球で言うと、素振りを練習したり、ランニングのようなものでしょうか。ただ、素振りやランニングを全くやらないで、野球が上手くなることはありませんからね(^^)

良ければ早速、試してみて下さいね!

次は、言葉での感情表現をさらに豊かにすることで、感情コントロールがもっとレベルアップする方法を説明します!

⇒感情をコントロールする~その③感情表現をもっと豊かに~

出典:How Emotions Are Made:The Secret Life of the Brain written by Lisa Feldman Barrett

投稿者 skyleaf投稿日: 2024年4月11日2024年4月17日カテゴリー アダルトチルドレン, カウンセリング方法, 心理学, 相談内容タグ アダルトチルドレン, 不登校, 怒りのコントロール, 感情のコントロール感情をコントロールする~その②感情をあらわす「言葉」を意識して使う~ への3件のコメント

感情をコントロールする~その①感情の作られ方~

感情のコントロール

感情のコントロールは可能?

「感情を上手くコントロールして、毎日気分良く過ごしたい!」

「ネガティブな感情を早く消したい!」

・・・私達は皆、日々の気分の波に振り回されながら、そう願って過ごしているのではないでしょうか?

でも、本当にそんな事が出来るのでしょうか?

結果から言うと、「感情のコントロールはある程度、可能」です。

ネガティブな感情を完全にゼロにする事はできませんが(というか、そうすると生きていく上でむしろ不利になってしまう)、ふだんの日常生活が辛くならない程度まで感情をコントロールする事はできます。

そしてそのためにはまず、感情がどうやって出来ているのかを理解することが重要です。そうすると、これから提案する方法も「なるほど!」と説得力が増して、取り入れやすくなります。

感情はもともと、体の感覚から作られる

感情はどこから来ているのかと言うと、interoception(インターオセプション)という、”身体の感覚”から来ています。それは例えば、胃が痛いとか、気持ち悪い感じがするとか、身体がピリピリするとか、ソワソワするとかいう、身体の内側から自然に出て来て、私たちが日々無意識に感じ取っている感覚です。その身体の感覚の情報を脳が分析し、「感情」として認識するのです。


例えば、ミーティングの場などで人前でスピーチをしなくてはいけない時に、心臓がドキドキし、手に汗をかいたり、神経が過敏になって落ち着かない状態になるとします。この状態を脳が分析し、「緊張している」という感情として判断する、これが感情ができる大まかな流れです。

感情は脳によって作り上げられたフィクション?

ここでポイントになるのは、「感情」というのが最初から存在していた訳ではなく、あくまで「脳がそう判断した結果」に過ぎないという事です。先ほどの例で言うと、心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたりという身体の症状が存在した事はまぎれもない事実なのですが、それを「緊張している」という感情だと決定したのは脳のしわざであって、最初から「緊張という感情」が存在していた訳ではないのです。

ですから、例えば人によっては、同じように心臓がドキドキして手に汗をかく、という状態を「緊張している」というストレスフルな感情ではなく「興奮(期待)している」というポジティブな感情に解釈する人もいます。このポジティブな解釈は、アスリートなどが本番前に大きなプレッシャーを感じた時に意識的に使って、競技のパフォーマンスを最大限に発揮する方法です。

もともと感情というものは存在しない

この「どの感情が生まれるかは、脳が身体の症状をどう解釈するかによって違ってくる」という理論は、近年様々な研究結果によって明らかになってきているのですが、実は心理学の歴史上では長い間、知られていなかった事なのです。

これまで心理学者の間では、「感情という確固たるものが私たちの内側に最初から存在する」という説を信じてきました。例えば、「不安」とか「うつ」とか「ワクワク」とか「怒り」といった感情を司る部位が私たちの脳に元々あって、それが出来事に反応して出てくるだけだと思われていたのです。しかし、この「感情というものが脳に元々存在する」という仮説を証明するべく、多くの研究が行われましたが、結局は脳のどこにも特定の感情を司る部位というのは発見できなかったのです。
その結果、現在の「感情は元々存在していた訳ではなく、脳が身体の状態を解釈した結果、作り上げたもの」という説が有力になってきています。

感情は変えられる

この脳による解釈の仕方に絶対的なやり方というのはなく、まちまちなもののようです。

どうりで、同じ出来事が起こっても、人によって感情の反応の仕方が違う訳ですよね(相手のちょっとしたミスに怒りだす人もいれば、笑って済ませられる人もいる)。

そしてもし感情が、脳によって勝手に作り上げられたものだとしたら、解釈の仕方によって感情を変える事も可能だという事になります。

「解釈の仕方を変える」と言われると、

「よくある、物事をポジティブにとらえろっていう話でしょ?そんなの分かってますよー!」

と思われるかも知れませんが、ここで解説するのは、もう少し実践的な方法です。

次の記事では、この「脳の解釈の変え方」を説明していきます。

感情をコントロールする~その②感情をあらわす「言葉」を意識して使う~

出典:How Emotions Are Made:The Secret Life of the Brain written by Lisa Feldman Barrett

投稿者 skyleaf投稿日: 2024年3月18日2024年4月11日カテゴリー アダルトチルドレン, 心理学タグ プラス思考, マイナス思考, 怒りのコントロール, 感情のコントロール, 感情的な性格, 感情的になる感情をコントロールする~その①感情の作られ方~にコメント

「忙しい事は良くない」というのは本当なのか?

忙しく過ごしてると、何となく充実感がありますよね。

何か色々とこなしているような、達成感というか。

でも、「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書くように、心理的にはあまり良くない影響があるようです。

それはなぜなんでしょうか?

忙しいと一つ一つに気持ちがこもらなくなる

これは皆、思い当たりがあると思いますが、忙しいとついつい、相手に対して丁寧に接しられなくなったり、

「もう時間がないから、こんなもんでいいかな」と妥協して、適当に作業を終わらせてしまったりして、自分でも満足いかないままになるかもしれません。

つまり、忙しいと人に対しても物事に対しても気持ちがこもらなくなるので、本当に「心を亡くした」状態と言えるのかも知れません。

忙しいと物事を深く考えなくなってしまう

忙しくしてると、何となくその時は充実してる感じがしませんか?

実は、これが落とし穴なのです。

というのは、忙しいと一時的には気分が上がるので、心の穴を埋められるのです。

逆に、ヒマになってしまうと、

「自分は一体、何やってるんだろう」とか

「自分は世の中に必要とされてないんじゃないか」とか

「どうして〇〇がうまくいかないんだろう」

と色々なことを考えてしまってモヤモヤしますよね。

ところが、忙しくしてると、こういった考え事をせずに、目の前の事だけに集中して過ごせるので、気がまぎれます。気が楽なのです。

ですから、例えば本当に辛い事があった時-大事な人を亡くしたり、ショッキングな失恋をしたり-という時には、忙しく過ごすようにして気をまぎらわし、落ち込みすぎないように過ごすというのも、アリかと思います。

その一方で、こういった特殊な時期だけでなく、普段の生活でもずっと忙しく過ごしてしまうと、色々なことを一人で深く考える時間を持てなくなってしまいます。

例えば、「今の仕事って自分が本当にやりたい事なのかな?」

「自分の人生において一番優先したい事って何だろう?」

「このままの生き方で良いのかな?」

・・・というような大事なテーマについて、じっくりと考える時間を持てないと、人生の方向性を間違ってしまうかも知れません。

だから、忙しいと大切な事を考えなくなってしまい、「心を亡くす」と言うのでしょう。昔の人は、よく言ったものですね。

時には、一人でゆっくり色々なことを考える時間を持つことも、あなたの人生をより良くするために必要なのです。

なぜ、あなたはいつも忙しいのか?

とは言っても、「やる事が盛りだくさんで、ゆっくりする時間なんて作れないよー!」という声が聞こえてきそうですが、

いつも忙しくしている人には、何か心理的な原因があるのかも知れません。

①大事なテーマから逃げている

これは先ほど触れましたが、「考えたくない事から逃れるため」に無意識に忙しくしている人もいます。

・・・なぜ考えたくないのか?

それは、恐らく根柢の部分ではマイナス思考が強いので、深く考えてもネガティブな結論しか出ないからだと思われます。

一度、マイナス思考についての本を読んだりしてカウンセリングを受けると良いのですが、この手のタイプの人は、自分のネガティブな部分から逃げたい気持ちがとても強いので、そもそも自分の問題を認めたらがないかも知れません。

②断れない性格

人の頼みを断れないと、おのずとやる事は増えてしまいます。

そして、断れない性格のウラには、自己肯定感の低さがある事が多いのです。

これも、カウンセリングで自分を深く掘り下げることで改善が可能です。

③豊かな生活や、物を手放せない

「マイホームが欲しい」「いつもおしゃれなファッションでいたい」など、物に対するこだわりが強いと、それを買うために余分に働いたり、しょっちゅう買物に行ったりメンテナンスするために時間を費やしたりします。

また、物を捨てられず貯め込むタイプの人も、掃除や物を探すのに時間がかかったり、収納スペースを確保するために大きめの家に住み、そのために余分に働かなくてはいけないなど、忙しくならざるを得なくなってしまいます。

そこで一度、「本当にこれが自分の人生にとって必要なのかな?」と考えてみた方が良いのですが、断捨離できない人というのも、背景には心理的な要因があるらしいです。

いかがですか?

一度、「何で自分は忙しさから逃れられないのかな?」と見つめ直してみてはどうでしょうか?

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年7月11日2023年7月20日カテゴリー 心理学, 相談内容タグ カウンセリング, 心を亡くす, 忙しい, 断捨離, 片付けられない, 良くない, 逃げている「忙しい事は良くない」というのは本当なのか?にコメント

良いカウンセラー、悪いカウンセラーの見分け方

カウンセリングの効果が出るかどうかは、良いカウンセラーに当たるかどうかで大きく左右されるため、相談される方にとっては非常に大事なポイントかと思います。

とはいえ、カウンセラーに対してイマイチ良い印象が持てなくても、「カウンセリングってこんなものなのかも」と思ってしまい、判断しづらいかも知れません。

以下は、経験豊富なカウンセラーからの目線で「こんなカウンセラーは良くない、カウンセリングの効果が上がらないだろう」と思う点です。

①質問に明確に答えてくれない

良いカウンセラーは、相談者の問題に対して分かりやすく答えてくれるはずです。例えば、

「どれぐらいの頻度で来たらいいですか?それはなぜですか?」

「こういう問題って、カウンセリングで良くなりすか?」

「何回ぐらい来れば、なんとなくの見通しが分かりそうですか?」

「こんな悩みで相談に来て良かったんでしょうか?」

・・・などの質問に対して、普段からしっかりとカウンセリングを実践しているカウンセラーであれば、ざっくりとでも答えられるはずです。

その一方で、明確には答えづらい質問もあります。特に、カウンセリングの最初の頃は、カウンセラーも相談者について十分理解し切れていないため、

「何回ぐらいのカウンセリングで良くなりますか?」

「私は双極性障害なのでしょうか?」

などと聞かれても、「その可能性もありますが、もう少し経過を見ていかないとハッキリとは言えないですね」としか言いようがない場合もあります。

また、カウンセラーのプライベートな事を聞かれた時に、カウンセラーによってはそういった情報はカウンセリングの効果を上げるために、あえて出さない方がいいという考え方の場合もあります。その場合は、ハッキリ答えてくれなくても問題ないと思われます。

少なくとも、分からない場合は「分からない」、答えられない質問の場合は「答えられない」と、なぜ答えられないのかを説明しながら、きちんと言ってくれるカウンセラーであれば大丈夫でしょう。

②開始時間、終了時間を守らない

カウンセリングの効果を上げるためには、決められた開始時間と終了時間をカウンセラーが守るということは、とても大切なことです。

なぜなら、開始や終了の時間がまちまちになってしまうと、カウンセラー側も相談者側も色々な雑念や心配が出て来てしまい、カウンセリングの邪魔になってしまうからです。

(カウンセラー側の雑念)

「今日こそ時間通りに終われるかな?(ソワソワ集中できない)」

「次のクライアントの予約まであまり時間がないから、今日も終了時間が延びてしまって、クライアント同士がはち合わせしてしまったらどうしよう」

「この前はだいぶ時間を延長したから、今日も時間を延長してあげないとクライアントは不機嫌になるかな?」

(相談者側の雑念)

「この後に予定があるのに、今日もカウンセリングが延びてしまったらどうしよう」

「この前は時間を延長して長い時間、話を聞いてくれたのに、今日は時間ぴったりに終わらせられた。カウンセラーに嫌われたかな?」

「私は今日は遅刻して来たんのに、終了時間をずらしてくれないなんて、こちらの事を親身に思ってくれてないんじゃないか?」

・・・このように、開始や終了の時間があいまいになってしまうと、カウンセリング中にお互いに色んな雑念や個人的な感情が浮かんで来てしまい、カウンセリングの内容に集中できなくなってしまいます。

そのため、開始と終了時間はしっかり守るというのは、カウンセラーの教育の中で必ず教わる事ですし、カウンセリングの効果をあげようとしっかり意識しているカウンセラーは、時間をきちんと守るはずです。

もちろん、カウンセリングの流れによっては終了時間が数分ずれるという事は、優秀なカウンセラーでも起こる事ですが、毎回終了の時間が延びるというのは問題ありです。

また、カウンセラー側の都合で開始時間が遅れるというのは、非常事態を除いてはあってはならない事です。もし予想外に開始が遅れてしまった場合、まともなカウンセラーであれば、謝罪の言葉と遅れた分の時間をどう埋め合わせするのかの相談があるはずです。

一方で、相談者側の都合で開始の時間に遅れてしまう事はあり得るので、それについては過剰に気にしなくても問題ありません。

③傾聴以外のアプローチがない

カウンセリングの勉強をあまりしてこなかったカウンセラーは、傾聴しかスキルを持っていない場合があります。

もちろん、傾聴は基本のカウンセリングスキルですから、傾聴する中で改善すべき問題をピックアップしていったり、相談者の考え方の傾向を見つけていったり、気持ちに共感することで相談者をサポートしたりと、傾聴はカウンセリングにおいて欠かせない役割を果たしています。

そのため、傾聴だけでも改善する問題もあるので、ご自身の場合は傾聴でも十分だと思われる場合は、傾聴のみのカウンセラーでも大丈夫かと思われます。

その一方で、傾聴だけでは十分な効果が出せない場合も多くあるので、有能なカウンセラーであれば傾聴以外のカウンセリング方法も勉強しているはずです。(参考記事:「話を聞くだけ」のカウンセリングは無駄?)

傾聴以外の代表的なアプローチは、認知行動療法や精神力動療法ですが、それ以外でも相談内容に合っているアプローチなら問題ありません。

念のため、

「傾聴以外のアプローチはありますか?」

「自分の問題には、傾聴とそれ以外のアプローチでは、どう結果の違いが出るか?」

と聞いてみても良いと思いかも知れません。

以下は外部のサイトですが、他に関連した記事です。ご参考にどうぞ。

どんな心理カウンセラーだったら大丈夫?良いカウンセラーと悪いカウンセラーの見分け方

カウンセラーの探し方の12のポイント

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年7月5日2023年7月20日カテゴリー カウンセリング方法タグ おすすめ, カウンセラー, カウンセリング, ムダ, 合わない, 否定される, 悪い, 無駄, 落ち込む, 見分け方良いカウンセラー、悪いカウンセラーの見分け方にコメント

うつ病には薬(心療内科)とカウンセリング、どちらがいいか?

うつ病の治療には、心療内科・精神科で薬をもらうのが良いのか、それともカウンセリングに行くのが良いのでしょうか?

一般的には、「その答えは、うつ病の重症度によって違う」と言われています。

例えば重度のうつ病には、薬を使った治療の方が効果が高く、
中程度~軽度のうつ病には、カウンセリングの方が効果が高いと言われています。

どちらにしろカウンセリングは必要?

もっとも最近の研究データでは、重度のうつ病にもカウンセリングが有効だという結果が出ていますし、
薬物治療をする場合でも、カウンセリングを同時に行うと、もっと効果が高まると言われているので、
うつ病の方は、どちらにしろカウンセリングを利用することをお勧めします。

参考:カウンセリングが必要かどうかの判断について(厚生省記事)

カウンセリングが必要ない場合もある

カウンセリングが必要ないケースは、「本人の性格や思考パターンに大きな問題はないけど、運悪く大きなストレスがかかり、一時的に落ち込んでいるだけ」の状態の時です。
例えば、親しい人やペットが亡くなったり、過重労働で睡眠もまともに取れない期間が続いたり、パワハラ上司から日常的に嫌がらせを受けていたら、誰でもうつ状態になってしまいます。

ただ、元々マイナス思考などがなく、元々のメンタルが健康な人は、安定した環境を整えれば時間と共に、自然と回復していきます。
こういったケースは、カウンセリングを使わなくても薬だけで回復するか、もしくは薬を使わなくても必要な時間をかければ自然と良くなります。

抗うつ薬のメリットとは

また、薬はカウンセリングより効果が出るのが早く(2週間前後)、
カウンセリングよりは安上がりというメリットはあるかも知れません。
それに、自殺をする危険性がかなり高い場合などは、
取り返しがつかない事になる前に、取りあえず薬を使う方が良いかと思います。

抗うつ薬のデメリットとは

一方で、薬は「対処療法」といって、一時的にうつ病の症状を抑えているというだけで、
うつ病の根本の原因を治している訳ではありません。
ですから、基本的には薬を飲むのをやめてしまうと、またうつ病がぶり返してしまいます。

それに対してカウンセリングでは、うつ病の原因となっているマイナス思考や生活スタイルなどを変えていき、
根本からうつ病を治していくという方法です。
「うつ病をきちんと治したい」と思う方は、ぜひカウンセリングを考えてみて下さいね。

その他の心理学の記事を読む

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年3月14日2023年3月14日カテゴリー 心理学, 相談内容タグ うつ, カウンセリング, 心療内科, 薬うつ病には薬(心療内科)とカウンセリング、どちらがいいか?にコメント

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