ためしに前回の思い込みの例を切り替えてみましょう。
①「私、Aさんのこと苦手だなぁ…ここにいるAさんの友達みんな、私とウマが合わないに決まってる。」
➡意外と一人一人と話してみたら、本音はそれぞれ違うのかもしれない。別の機会にBさんに話しかけてみよう。
②「先生怒ってる…あれ私のこと言ってるのかな…」
➡皆に対して言っているのかもしれないし、先生も困ってるのかも。後で先生に、自分にできることがないか聞いてみよう。
③「あれ?インスタで友達が遊びに行ってる写真あげてる。私だけ声をかけられてない。嫌われてる…?」
➡たまたまかもしれないし、最近自分も忙しかったから気を遣ってくれたのかもしれない。今度こっちから遊びに誘ってみようかな。
④「 Aグループは良い人たちだけど、 BグループはAグループとは反対派だから絶対悪い人たちだ。」
➡どっち派でもない人がいるかもしれないし、周りに合わせていることもあるかも。何人か個人的に意見を聞いてみよう。
⑤「周りに迷惑をかけないように、常に気を配るべきだ。」
➡迷惑かけるのも時にはお互い様。TPOを意識してれば、うまく協力して、お互いの利益につながるかもしれない。
⑥「私、この人と一緒にいると胸が苦しい、つらい…全部この人が薄情な人だからだ!」
➡でもこの人、前は助けてくれたこともあったし、向こうはそこまで気にしてないのかも。自分も接し方変えてみようかな。
⑦「Aさんはいいよなぁ、頭も良いし、スポーツ万能だし、それに比べて自分は何もアピールできるものがない…」
➡とりあえず、自分はここまでやってきたんだから、それで十分!せっかくだし、Aさんはどんな努力をしてきたのか、参考に聞いてみよう。
こうした切り替えは、言われてみれば当たり前のように感じるかもしれませんが、人は日々を一生懸命過ごしていくうちに、状況に対する思い込みから悩みの種を自分から生んでしまうことがあります。
一人で考え込んでいても、なかなか思い通りにいかない時は、他者に相談してみることで新しい価値観を教えてもらえることもありますから。落ち着いて、自分自身や周りをかえりみるきっかけとして、カウンセリングを利用してみるのもよいでしょう。
困ったときはお互い様。カウンセリングや人とのつながりを、不合理な信念からの切り替え、心のアップデートに役立てましょう。
文責:カウンセラー武田