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タグ: カウンセリング

「忙しい事は良くない」というのは本当なのか?

忙しく過ごしてると、何となく充実感がありますよね。

何か色々とこなしているような、達成感というか。

でも、「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書くように、心理的にはあまり良くない影響があるようです。

それはなぜなんでしょうか?

忙しいと一つ一つに気持ちがこもらなくなる

これは皆、思い当たりがあると思いますが、忙しいとついつい、相手に対して丁寧に接しられなくなったり、

「もう時間がないから、こんなもんでいいかな」と妥協して、適当に作業を終わらせてしまったりして、自分でも満足いかないままになるかもしれません。

つまり、忙しいと人に対しても物事に対しても気持ちがこもらなくなるので、本当に「心を亡くした」状態と言えるのかも知れません。

忙しいと物事を深く考えなくなってしまう

忙しくしてると、何となくその時は充実してる感じがしませんか?

実は、これが落とし穴なのです。

というのは、忙しいと一時的には気分が上がるので、心の穴を埋められるのです。

逆に、ヒマになってしまうと、

「自分は一体、何やってるんだろう」とか

「自分は世の中に必要とされてないんじゃないか」とか

「どうして〇〇がうまくいかないんだろう」

と色々なことを考えてしまってモヤモヤしますよね。

ところが、忙しくしてると、こういった考え事をせずに、目の前の事だけに集中して過ごせるので、気がまぎれます。気が楽なのです。

ですから、例えば本当に辛い事があった時-大事な人を亡くしたり、ショッキングな失恋をしたり-という時には、忙しく過ごすようにして気をまぎらわし、落ち込みすぎないように過ごすというのも、アリかと思います。

その一方で、こういった特殊な時期だけでなく、普段の生活でもずっと忙しく過ごしてしまうと、色々なことを一人で深く考える時間を持てなくなってしまいます。

例えば、「今の仕事って自分が本当にやりたい事なのかな?」

「自分の人生において一番優先したい事って何だろう?」

「このままの生き方で良いのかな?」

・・・というような大事なテーマについて、じっくりと考える時間を持てないと、人生の方向性を間違ってしまうかも知れません。

だから、忙しいと大切な事を考えなくなってしまい、「心を亡くす」と言うのでしょう。昔の人は、よく言ったものですね。

時には、一人でゆっくり色々なことを考える時間を持つことも、あなたの人生をより良くするために必要なのです。

なぜ、あなたはいつも忙しいのか?

とは言っても、「やる事が盛りだくさんで、ゆっくりする時間なんて作れないよー!」という声が聞こえてきそうですが、

いつも忙しくしている人には、何か心理的な原因があるのかも知れません。

①大事なテーマから逃げている

これは先ほど触れましたが、「考えたくない事から逃れるため」に無意識に忙しくしている人もいます。

・・・なぜ考えたくないのか?

それは、恐らく根柢の部分ではマイナス思考が強いので、深く考えてもネガティブな結論しか出ないからだと思われます。

一度、マイナス思考についての本を読んだりしてカウンセリングを受けると良いのですが、この手のタイプの人は、自分のネガティブな部分から逃げたい気持ちがとても強いので、そもそも自分の問題を認めたらがないかも知れません。

②断れない性格

人の頼みを断れないと、おのずとやる事は増えてしまいます。

そして、断れない性格のウラには、自己肯定感の低さがある事が多いのです。

これも、カウンセリングで自分を深く掘り下げることで改善が可能です。

③豊かな生活や、物を手放せない

「マイホームが欲しい」「いつもおしゃれなファッションでいたい」など、物に対するこだわりが強いと、それを買うために余分に働いたり、しょっちゅう買物に行ったりメンテナンスするために時間を費やしたりします。

また、物を捨てられず貯め込むタイプの人も、掃除や物を探すのに時間がかかったり、収納スペースを確保するために大きめの家に住み、そのために余分に働かなくてはいけないなど、忙しくならざるを得なくなってしまいます。

そこで一度、「本当にこれが自分の人生にとって必要なのかな?」と考えてみた方が良いのですが、断捨離できない人というのも、背景には心理的な要因があるらしいです。

いかがですか?

一度、「何で自分は忙しさから逃れられないのかな?」と見つめ直してみてはどうでしょうか?

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年7月11日2023年7月20日カテゴリー 心理学, 相談内容タグ カウンセリング, 心を亡くす, 忙しい, 断捨離, 片付けられない, 良くない, 逃げている「忙しい事は良くない」というのは本当なのか?にコメント

良いカウンセラー、悪いカウンセラーの見分け方

カウンセリングの効果が出るかどうかは、良いカウンセラーに当たるかどうかで大きく左右されるため、相談される方にとっては非常に大事なポイントかと思います。

とはいえ、カウンセラーに対してイマイチ良い印象が持てなくても、「カウンセリングってこんなものなのかも」と思ってしまい、判断しづらいかも知れません。

以下は、経験豊富なカウンセラーからの目線で「こんなカウンセラーは良くない、カウンセリングの効果が上がらないだろう」と思う点です。

①質問に明確に答えてくれない

良いカウンセラーは、相談者の問題に対して分かりやすく答えてくれるはずです。例えば、

「どれぐらいの頻度で来たらいいですか?それはなぜですか?」

「こういう問題って、カウンセリングで良くなりすか?」

「何回ぐらい来れば、なんとなくの見通しが分かりそうですか?」

「こんな悩みで相談に来て良かったんでしょうか?」

・・・などの質問に対して、普段からしっかりとカウンセリングを実践しているカウンセラーであれば、ざっくりとでも答えられるはずです。

その一方で、明確には答えづらい質問もあります。特に、カウンセリングの最初の頃は、カウンセラーも相談者について十分理解し切れていないため、

「何回ぐらいのカウンセリングで良くなりますか?」

「私は双極性障害なのでしょうか?」

などと聞かれても、「その可能性もありますが、もう少し経過を見ていかないとハッキリとは言えないですね」としか言いようがない場合もあります。

また、カウンセラーのプライベートな事を聞かれた時に、カウンセラーによってはそういった情報はカウンセリングの効果を上げるために、あえて出さない方がいいという考え方の場合もあります。その場合は、ハッキリ答えてくれなくても問題ないと思われます。

少なくとも、分からない場合は「分からない」、答えられない質問の場合は「答えられない」と、なぜ答えられないのかを説明しながら、きちんと言ってくれるカウンセラーであれば大丈夫でしょう。

②開始時間、終了時間を守らない

カウンセリングの効果を上げるためには、決められた開始時間と終了時間をカウンセラーが守るということは、とても大切なことです。

なぜなら、開始や終了の時間がまちまちになってしまうと、カウンセラー側も相談者側も色々な雑念や心配が出て来てしまい、カウンセリングの邪魔になってしまうからです。

(カウンセラー側の雑念)

「今日こそ時間通りに終われるかな?(ソワソワ集中できない)」

「次のクライアントの予約まであまり時間がないから、今日も終了時間が延びてしまって、クライアント同士がはち合わせしてしまったらどうしよう」

「この前はだいぶ時間を延長したから、今日も時間を延長してあげないとクライアントは不機嫌になるかな?」

(相談者側の雑念)

「この後に予定があるのに、今日もカウンセリングが延びてしまったらどうしよう」

「この前は時間を延長して長い時間、話を聞いてくれたのに、今日は時間ぴったりに終わらせられた。カウンセラーに嫌われたかな?」

「私は今日は遅刻して来たんのに、終了時間をずらしてくれないなんて、こちらの事を親身に思ってくれてないんじゃないか?」

・・・このように、開始や終了の時間があいまいになってしまうと、カウンセリング中にお互いに色んな雑念や個人的な感情が浮かんで来てしまい、カウンセリングの内容に集中できなくなってしまいます。

そのため、開始と終了時間はしっかり守るというのは、カウンセラーの教育の中で必ず教わる事ですし、カウンセリングの効果をあげようとしっかり意識しているカウンセラーは、時間をきちんと守るはずです。

もちろん、カウンセリングの流れによっては終了時間が数分ずれるという事は、優秀なカウンセラーでも起こる事ですが、毎回終了の時間が延びるというのは問題ありです。

また、カウンセラー側の都合で開始時間が遅れるというのは、非常事態を除いてはあってはならない事です。もし予想外に開始が遅れてしまった場合、まともなカウンセラーであれば、謝罪の言葉と遅れた分の時間をどう埋め合わせするのかの相談があるはずです。

一方で、相談者側の都合で開始の時間に遅れてしまう事はあり得るので、それについては過剰に気にしなくても問題ありません。

③傾聴以外のアプローチがない

カウンセリングの勉強をあまりしてこなかったカウンセラーは、傾聴しかスキルを持っていない場合があります。

もちろん、傾聴は基本のカウンセリングスキルですから、傾聴する中で改善すべき問題をピックアップしていったり、相談者の考え方の傾向を見つけていったり、気持ちに共感することで相談者をサポートしたりと、傾聴はカウンセリングにおいて欠かせない役割を果たしています。

そのため、傾聴だけでも改善する問題もあるので、ご自身の場合は傾聴でも十分だと思われる場合は、傾聴のみのカウンセラーでも大丈夫かと思われます。

その一方で、傾聴だけでは十分な効果が出せない場合も多くあるので、有能なカウンセラーであれば傾聴以外のカウンセリング方法も勉強しているはずです。(参考記事:「話を聞くだけ」のカウンセリングは無駄?)

傾聴以外の代表的なアプローチは、認知行動療法や精神力動療法ですが、それ以外でも相談内容に合っているアプローチなら問題ありません。

念のため、

「傾聴以外のアプローチはありますか?」

「自分の問題には、傾聴とそれ以外のアプローチでは、どう結果の違いが出るか?」

と聞いてみても良いと思いかも知れません。

以下は外部のサイトですが、他に関連した記事です。ご参考にどうぞ。

どんな心理カウンセラーだったら大丈夫?良いカウンセラーと悪いカウンセラーの見分け方

カウンセラーの探し方の12のポイント

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年7月5日2023年7月20日カテゴリー カウンセリング方法タグ おすすめ, カウンセラー, カウンセリング, ムダ, 合わない, 否定される, 悪い, 無駄, 落ち込む, 見分け方良いカウンセラー、悪いカウンセラーの見分け方にコメント

うつ病には薬(心療内科)とカウンセリング、どちらがいいか?

うつ病の治療には、心療内科・精神科で薬をもらうのが良いのか、それともカウンセリングに行くのが良いのでしょうか?

一般的には、「その答えは、うつ病の重症度によって違う」と言われています。

例えば重度のうつ病には、薬を使った治療の方が効果が高く、
中程度~軽度のうつ病には、カウンセリングの方が効果が高いと言われています。

どちらにしろカウンセリングは必要?

もっとも最近の研究データでは、重度のうつ病にもカウンセリングが有効だという結果が出ていますし、
薬物治療をする場合でも、カウンセリングを同時に行うと、もっと効果が高まると言われているので、
うつ病の方は、どちらにしろカウンセリングを利用することをお勧めします。

参考:カウンセリングが必要かどうかの判断について(厚生省記事)

カウンセリングが必要ない場合もある

カウンセリングが必要ないケースは、「本人の性格や思考パターンに大きな問題はないけど、運悪く大きなストレスがかかり、一時的に落ち込んでいるだけ」の状態の時です。
例えば、親しい人やペットが亡くなったり、過重労働で睡眠もまともに取れない期間が続いたり、パワハラ上司から日常的に嫌がらせを受けていたら、誰でもうつ状態になってしまいます。

ただ、元々マイナス思考などがなく、元々のメンタルが健康な人は、安定した環境を整えれば時間と共に、自然と回復していきます。
こういったケースは、カウンセリングを使わなくても薬だけで回復するか、もしくは薬を使わなくても必要な時間をかければ自然と良くなります。

抗うつ薬のメリットとは

また、薬はカウンセリングより効果が出るのが早く(2週間前後)、
カウンセリングよりは安上がりというメリットはあるかも知れません。
それに、自殺をする危険性がかなり高い場合などは、
取り返しがつかない事になる前に、取りあえず薬を使う方が良いかと思います。

抗うつ薬のデメリットとは

一方で、薬は「対処療法」といって、一時的にうつ病の症状を抑えているというだけで、
うつ病の根本の原因を治している訳ではありません。
ですから、基本的には薬を飲むのをやめてしまうと、またうつ病がぶり返してしまいます。

それに対してカウンセリングでは、うつ病の原因となっているマイナス思考や生活スタイルなどを変えていき、
根本からうつ病を治していくという方法です。
「うつ病をきちんと治したい」と思う方は、ぜひカウンセリングを考えてみて下さいね。

その他の心理学の記事を読む

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年3月14日2023年3月14日カテゴリー 心理学, 相談内容タグ うつ, カウンセリング, 心療内科, 薬うつ病には薬(心療内科)とカウンセリング、どちらがいいか?にコメント

親との理想的な距離は「軽い友達程度」がいい?

特にアダルトチルドレンの方は、大人になってからの親との距離感に悩む事がよくあります。これは、アダルトチルドレンの方は、いわゆる「毒親」-つまり子育てに問題のある親に育てられてきたので、不健康な親子関係が当たり前になっていて、大人になっても親との理想的な距離感がよく分からなくなっているのです。

親と絶縁しているケース

アダルトチルドレンの方の中には、現在の居場所を親に教えていないとか、親から電話や手紙が来ても無視している、または「親子の縁を絶った」という方も時々います。
ただこれは、その方にとって親との関係があまりにストレスになっているからであり、仕方ないと言えるでしょう。こういった場合は、まずアダルトチルドレンの方自身が幸せになる事が優先ですので、親との関係がストレスなのであれば、無理に連絡を取る必要はありません。

親との距離が極端に近い

逆に、このようなケースは親子関係が近すぎると思われます。

・大人になっても何でも親に報告したり相談をする
・別に住んでいても毎日のように連絡したり会ったりしている
・「親孝行」と思って親を毎年旅行に連れていく
・親の言う事は全て正しいと思っている

これは、一見仲の良い親子のように見えますが、実は親も子も依存関係にあると言えます。子どものほうも、まだアダルトチルドレンを克服できていない証拠でしょう。

アダルトチルドレンは親との距離感が自分では分からない

とはいえ、アダルトチルドレンの方は親から否定的なメッセージを受け続けてきたので、一体どのぐらいの距離感が理想的なのか、自分の感覚で決められません。
例えば、「本当は親と関わるのはストレスだけど、親を放っておくのは親不孝、非常識にならないか」という悩みをクライアントさんからよく聞きます。

日本では特に、儒教の「親孝行」という考えの影響が根強くあり、親と距離を置くことに罪悪感が大きいのです。自己肯定感の低いアダルトチルドレンの方は、自分にとって「何が自分にとって幸せか」よりも、「他者からどう評価されるか」を優先してしまう事もよく起こります。

それでは、親との理想的な距離感はどのぐらいなのでしょうか?

親との距離は「軽い友達程度」でいい

一番健康的な、おすすめの距離感は、ズバリ「軽い友達程度」です。
この「軽い友達」というのは、「親友ではない、でも知り合いよりはもう少し近い、普通の友達」程度という事です。

あなたは、「普通の友達」とはどの程度の付き合いをしますか?

普段しょっちゅうは連絡を取らないけど、数カ月空くと「そろそろ連絡取ろうかな」と思い、LINEするかも知れません。

また、年に1、2回ぐらい会って近況を報告したり、おしゃべりする事もあります。

一方、何か頼み事をされた時には、負担にならなければやってあげてもいいけど、こちらにとって無理をするような事であれば断るでしょう。

もし相手が困った時には、その人が本当に困っていて、他に方法がない時には、こちらに多少の負担がかかっても助けてあげるけど、
こちらに甘えているだけなんじゃないかと思う時は、「こんな方法を試してみたら?」と自分で何とかする方法を提案してみるのも良いと思います。

このように、もし「普通の友達」だったらどう接するか?
を目安にして、親との距離を決めていくのがおすすめです。

この話をすると、アダルトチルドレンの方は皆、
「親とは友達程度でいいんだ。すごく安心しました。」と負担が軽くなり楽になるようです。

ただ、先ほどのように「親がストレスだから連絡を絶っている」ケースについては、無理に友達のような関係に近づける必要はなく、これまで通り距離を取ったままで問題ありません。

アダルトチルドレンにとって、何よりも自分の幸せを優先できる事が、何より大事なのです。

その他のアダルトチルドレンの記事はこちら

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年3月2日2023年3月14日カテゴリー アダルトチルドレン, 心理学タグ アダルトチルドレン, カウンセリング, 共依存親子, 友達親子, 母娘共依存, 毒親, 距離感, 近い親との理想的な距離は「軽い友達程度」がいい?にコメント

アダルトチルドレンの治し方・回復方法

「話を聞くだけ」のカウンセリングはおすすめしない理由

アダルトチルドレンを直すには、話を聞くだけ(傾聴)のカウンセリングでは、あまり効果がない場合がよくあります。

なぜなら、子供の頃に形作られた、私たちの人格を作っている核の部分は、いったん大人になってしまうと、なかなか変わりづらいからです。

ですから、子供時代をカウンセラーと一緒に振り返り、毒親との間で何が起こっていたのかを振り返るような、傾聴型(話を聞くだけ)のカウンセリングでは、一度固まってしまった「核」の部分を変える事は難しい場合が多いのです。

そのため、話を聞くだけ(傾聴)のカウンセリングでは、「カウンセラーの方は丁寧に話を聞いてもらってスッキリしたけど、自分の性格は変わってない」という相談者の声がよく聞かれます。

効果の高いおすすめのカウンセリングは4ステップ法

そこで、スカイ&リーフで取り入れているのが、「4ステップ法」と呼ばれる方法です。

これは、クラウディア・ブラックの「子どもを生きればおとなになれるーインナーアダルトの育て方(アスク・ヒューマン・ケア、2,200円)」がベースになっていますが、効果を上げるためスカイ&リーフで独自にアレンジしたものです。

<アダルトチルドレン回復のための4ステップ法とは>

①過去を振り返る
②現在への影響を考える
③信念を変える
④新しいスキルを身につける

この4つのステップを、カウンセリングで継続的に進めていきます。

アダルトチルドレンを自分で治すには?

もし「カウンセリングよりも、なるべく自分で治したい」という方は、「子どもを生きればおとなになれる」を自分で読んで進めてみるのも良いでしょう。

ただ、本に書いてあるのは一般的なやり方で、その人の性格や過去の出来事によってアレンジが必要なので、「本に書いてある通りにやるだけでは、なかなか上手くいかない」、という感想も相談者から時々聞かれます。

また、「本を読んで自分でやる方法は、性格的に続かない。なのでカウンセリングで一緒にやりたい」という方もいます。

さらに、過去を振り返る作業は、つらい気持ちになったりする事もあるため、「一人でやるのは不安」という方もいます。

そういった場合はカウンセリングに来て頂いたり、本を読んで上手くできなかった部分だけカウンセリングで一緒に取り組んでも大丈夫です。

アダルトチルドレン克服にかかる時間は?

一般的に、アダルトチルドレンを克服するには比較的、長めのカウンセリングになります。

4ステップだけをやった場合、短い方で10回程度ですが、平均的には20回程度と考えた方が良いでしょう。

これは、アダルトチルドレンのカウンセリングとしては、かなり短い期間と言えます。もし、話を聞くだけ(傾聴)のカウンセリングで進めた場合は、(うまくいって同じ効果が出たとしても)2~3倍の時間がかかってしまう事が多いのです。

ただ、過去の記憶を抑圧していたり、親を正当化する傾向がある方は、やや長くなる傾向があります。

また、4ステップだけではく、現在の親との関係や、子どもとの関係も同時に相談したい方は、その分カウンセリングの時間を取られるため、回数が多くなる傾向があります。

一方で、他のカウンセリングや自分自身で、既に親との関係を振り返って来た事がある方は、早く進む事が多いです。

4ステップ法を使ったカウンセリングは、まだあまり普及しておらず、横浜でも傾聴だけで進めているカウンセリングルームも多いため、できれば4ステップ法を採用しているカウンセラーを探すことがおすすめです。

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年3月1日2023年3月1日カテゴリー アダルトチルドレン, カウンセリング方法タグ おすすめ, どれぐらいかかる, アダルトチルドレン, カウンセリング, 横浜, 治すには, 直す, 自分でアダルトチルドレンの治し方・回復方法にコメント

カウンセリングの効果がない時とは?

残念ながら、カウンセリングに通っても効果が出ない時もあるのは事実です。

それはカウンセリング全般にも言える事ですし、スカイ&リーフでも、そういう状況はあり得ます。

そうなるとお金と時間の無駄になってしまうので、極力避けたいところですが、

それはどんな場合でしょうか?

カウンセリングに対してのやる気(モチベーション)が低い

これが一番大きな理由と言っても過言ではないでしょう。

例えば、親から何の説明もなく突然カウンセリングを受けさせられたとか、妻や夫から強引に行けと言われてイヤイヤ来た場合などは、本人にはやる気がないため、本気で取り組もうとしないですし、すぐ来なくなってしまうのが関の山です。

カウンセリングは、カウンセラーと相談者の「共同作業」なので、本人に取り組む気持ちがないと効果はあまり望めないと言ってもいいでしょう。

ただ、本人にやる気がないのにカウンセリングを続けなくてはならない場合もあります。例えば、パートナーから「カウンセリングに行かないと離婚する」と言われていたり、子供がリストカットをしたりなどして放置しておいては心配な場合などです。

こういった場合には、続けて通う事さえできれば、少しずつカウンセリングの良さを理解してやる気が出てくる場合もあるかも知れません。

もっとも、そうなる前にカウンセリングをやめてしまうパターンの方が多いので、基本的には本人がカウンセリングに行きたいと思うようになるまではタイミングを待つ方が良いでしょう。

ただし、本人に自殺の危険性などがあり放置していては危険な場合などは、まずは連れてきてもらうか、ご家族が相談に来るなどして早急に対応しましょう。

相談者がカウンセリングに望む事が現実的ではない時

先ほどの場合と反対に、相談者がカウンセリングにかける期待が大きすぎて、カウンセリングに来てみて期待外れだった、効果がなかった、とご本人が思ってしまう事もあります。それは以下のような場合です。

●1~3回などの短期のカウンセリングで、性格を大きく変えられると期待して来る

⇒1~3回のカウンセリングで現実的に変えられるのは、限定された問題について(例:職場のある人とどう付き合ったら良いか、など)です。性格を全体的に変えていくには、数か月~年単位のカウンセリングが必要です。

●カウンセラーに対しての期待が大き過ぎ、「要求を全てかなえてくれる」「説明しなくても分かってくれる」「一度の説明で全て聞き逃さずに理解してくれる」と思って来る

⇒こういった方は、普段の生活でも周りの人への期待が大き過ぎ、それに応えてもらえないと腹を立ててしまい、対人関係が続かない、というパターンが多いのです。

カウンセラーの力量(実力)不足

スカイ&リーフに限っては、全体的にカウンセリングの能力が不足しているカウンセラーというのはいませんが、

特定の分野(例:摂食障害、性的な悩み、障碍児のサポート等)によっては経験が少なく、自信がないという場合はあり得ます。(ただ、これはカウンセリングの申し込み時に書いて頂ければ、適切なカウンセラーが担当するはずですが)

スカイ&リーフに限らず、もしカウンセリングに2~3回通い、問題の全容を説明したにも関わらず、カウンセリングでどういった作業をしていけば問題が改善していくのか、納得のいく説明がないのであれば、カウンセラーの実力不足の可能性があります。

こういったカウンセラーを見分けるためには、2~3回通ってから「この問題は、どういう方法で改善していきますか?」「カウンセリングに通って良くなるでしょうか?」と聞いてみましょう。

カウンセリングに100%という事はないので、カウンセラーも「絶対に良くなります」とは言わないと思いますが、自信があれば「たぶん大丈夫だと思います」くらいは聞けると思います。「それは分かりません」という答えしか返ってこないのであれば、カウンセラーの実力不足を疑った方が良いかも知れません。

改善に時間がかかるケースの時

これは、「カウンセリングの効果がない」というよりは、クライアントの性格や問題の性質によっては、改善するまでに年単位の時間がかかるため、一見良くなっているように見えない場合です。

例えば、発達障害の方の場合、不安や恐怖といった感情が人一倍強いため、どうしてもマイナス思考の方にひっぱられがちになり、プラス思考になるには、根気よく時間をかけて取り組んでいく必要があります。

また、とにかくたくさん話をしたい相談者の場合、カウンセリングの時間のほどんどが現状を報告するだけで終わってしまい、改善するためのアプローチに割く時間が少なくなるため、改善に時間がかかる場合があります。(もっとも、ご相談者自身が「話を聞いてもらう事でスッキリしたり整理できるので、それで構わない」という事であれば全く問題ありません)

このように、もっとカウンセリングの効果を早く出していきたいという場合には、「カウンセリングの効果を早める事は可能か」とカウンセラーに相談してみましょう。(それが難しいケースもあるのですが)、場合によってはカウンセリングのやり方を変えるなどして可能な時もあります。

投稿者 skyleaf投稿日: 2023年2月14日2023年2月14日カテゴリー カウンセリング方法タグ カウンセリング, 効果がないカウンセリングの効果がない時とは?にコメント

不登校 への効果的な対応法

まず、不登校は「甘え」ではないことを理解する

不登校 の子どもに対して、「甘え(怠け)ているだけなんじゃないか」という理解の仕方は、ひと昔前の学校の先生によくある見方でした。
また、今でも父親の一部は、なぜかこんな見方をする人が多いのですが、これは言葉は悪いですが、とても短絡的な見方だと言えます。

実際には、「子どもの不登校の原因」の記事で説明したように、複合的なストレス要因によりうつ病のような状態になり、登校できなくなってしまうのです。
まずは、この理解がないと、適切な対応にもつながりません。

不登校の対応の基本は、「休養」

不登校になった子どもは、ストレスが重なりエネルギーを使い果たして疲弊している状態なので、回復させるにはとにかく休養が大事です。
これは、うつ病の治療の基本が休養であるのと同じです。

人間の体は、休養すればきちんと回復します。
日中の活動の疲れは、(適切な量の疲れであれば)睡眠できちんと回復し、
風邪をひいた時や、怪我をした時にも、安静にしていれば自然に治ります。
心の不調についても、同じことが言えます。

ですから、基本的には無理して学校に行かせないようにし、家でゆっくり過ごすのが一番良い治療になります。

回復には、数カ月~年単位かかる場合も

親にしてみれば、学校を長期間休ませるのはとても不安な気持ちになりますが、大人のうつ病の場合もやはり数カ月から年単位の休養が必要になるので、これは仕方ない事です。

ただ、日を追うにつれ、少しずつ良くなってきている兆候が見られるはずです。笑顔が多くなってきたとか、最初は部屋に引きこもっていたのがリビングに出てくるようになったとか、特定の場所になら外出できるようになったとか・・・。
このように、少しずつ良くなっている場面をしっかり認識し、気長に見守っていくことが大事です。

不登校の後半は、「登校刺激」が必要になることも

しっかり休養すると、うつ状態も良くなってエネルギーが出てきます。

すると、学校のことに興味を示したり、学校の先生と話ができるようになります。
このタイミングで、登校のきっかけになるような機会を少しずつ作っていくと、上手くいくこともあります。
例えば、放課後など他の子がいない時間に担任の先生に会いに行ったり、保健室登校を始めたり、行事の日など本人が行きやすい日に短時間、登校してみるなどです。

ただ、まだエネルギー全開とは言えないため、頑張りすぎは禁物です。
たとえば、丸一日登校すると疲れて次の日は行けなくなってしまったり、一週間のうち毎日登校は難しかったりするので、行けたり行けなかったりします。
親も、あまり一喜一憂し過ぎないことが大事です。

カウンセリングも効果的なアプローチの一つ

上記のように、不登校の子どもへは、前半はとにかく休養させることが大事ですし、後半になるとむしろ登校刺激も必要になってきたりするので、
子どもがどのタイミングにあるのかを判断することが大事です。
その上で、カウンセラーなどの専門家に相談しながら、その時にどんなアプローチが効果があるのかを相談しながら進めていくと安心です。

何より、不登校の子を持つ親は、
「このアプローチで本当に正しいのだろうか」
「休ませているだけでは改善せず、ずっと引きこもったままにならないか」
「子どもが家にいると、自分まで気持ちが不安定になってしまう」
というような悩みを多く抱えているものです。

このように、親が不安でいっぱいだと、子どもへも影響してしまう可能性もあるため、親自身が定期的にカウンセラーなどの心の専門家(スクールカウンセラー含む)と話をし、子どもの相談をしながら、気持ちを落ち着ける必要があります。

また、子どもが直接カウンセラーと話す事で、自分の気持ちを理解してくれ、味方になってくれる大人がいると感じられると、子どもにとってもプラスに作用します。
そういった場として、カウンセリングで定期的に話をしていくのも、とても効果的です。

外部参考記事:カウンセリング以外の不登校の相談先と、そのメリット・デメリット・横浜市の不登校等の公共相談窓口

投稿者 skyleaf投稿日: 2022年11月9日2023年2月20日カテゴリー 不登校, 心理学, 相談内容タグ カウンセリング, 不登校, 中学生, 小学生不登校 への効果的な対応法 への1件のコメント

不登校の原因とは何か?

不登校の原因は複合的

不登校の原因は、一つの要因ではなく、複合的だと言われています。
多くのパターンでは、まずはベースにストレスを受けやすい性格があります。
例えば、

●自己肯定感が低い ⇒人と比べたり、少しのミスで落ち込みやすい
●発達障害 ⇒皆と同じようにできない、対人関係でトラブルになりやすい
●HSP ⇒周りに気を遣い過ぎて疲れる、緊張しやすい

これらのストレスを受けやすいベースの性格があっても、学校生活が上手くいっている時は不登校にはならないのですが、下記のような問題が起こるとストレスが高まります。

●対人関係での問題
●成績の低下
●いじめ
●部活での挫折
●恥をかいたりするような体験
●親子関係でのストレス
●その他

これらの問題が重なるとストレスが高まり、限界に達すると頑張りがきかなくなり、不登校という形で現れます。
つまり不登校は、いじめなどの一つの出来事が原因ではなく、背景に複数の要因があることがほとんどです。

多くの不登校の子は、うつ病になってしまう

先ほど説明したような、ベースの性格と、直近の上手くいかない出来事が重なり、少しずつストレスが高まってきて、最終的にはうつ病か、その手前の状態にまでメンタルが悪化してしまいます。
その結果、これ以上がんばれなくなり、不登校になってしまうのです。

大人が仕事に行くのにエネルギーがいるように、子供も学校に行くにはエネルギーがいります。そのエネルギーが、ストレスの蓄積により底をついてしまったので、学校に行けなくなるのは当然のことなのです。

子どものうつ病は、診断されない事が多い

かといって、不登校の子を病院に連れていっても、うつ病とは診断されない事がほとんどです。
なぜなら、子どものうつ病は分かりづらく、大人のうつ病のように一日中布団の中でうずくまっていたり、眠れなくなったり、いつも暗い表情という訳ではないからです。
子どものうつ病の場合は、家では楽しそうにゲームしていたり、学校は行けないのに友達とは遊びに行ったりするので、親からすると「うつ病には見えない」と思われるかも知れません。

逆に、子どものうつ病は、「イライラしやすい」「勉強に集中できなくなる(成績が下がる)」といった症状に出る事が多いですが、症状はかなり個人差があり、うつ病とは診断しづらい事が多いのです。

また、うつ病だからといって、精神科の薬が効くケースも子供の場合は少ないため、病院で「うつ病」の診断をする事の意味があまりないのかも知れません。
子どものうつ病を治すには、薬よりも休養してメンタルの回復させたり、ストレスを減らしていく事が効果的です。

では次に、親として具体的にどう接していったら、不登校が改善するのかを説明していきたいと思います。⇒不登校への効果的な対処法

投稿者 skyleaf投稿日: 2022年11月9日2023年2月15日カテゴリー 不登校タグ カウンセリング, 不登校, 不登校になりやすい家庭不登校の原因とは何か? への1件のコメント

アダルトチルドレンは愛着関係を作ることが難しい? ~アダルトチルドレンが楽になっていくために~

アダルトチルドレンと愛着障害

アダルトチルドレンとは、機能不全の家庭で育ち、生きづらさを抱えた人のことを言います。 もともとはアルコール依存の親をもつ家庭が注目されましたが、現在では、アルコールの問 題だけではなく、両親の不和や虐待、親のコミュニケーションや世話の不足など、機能不全 の家庭について、より広い概念で考えられるようになってきています。 

愛着とは、一般的に人が養育者など重要な他者との間に築く情緒的な結びつきであると言 われています。人間も哺乳類も幼く弱い時期に親などの自分を守ってくれる存在とつなが ろうとすることは、生きていくために必要な本能的な衝動だと考えられています。 また、ボウルビーが「ゆりかごから墓場まで」(Bowlby,1979)と言ったように、幼児期だけ ではなく、人生が続く限り愛着は大事なものだと考えられています。 

養育者だけではなく、友人、恋人、夫婦、同僚など人生における重要な他者との関係でも大 切なものとなり、大人になっても困った時や心が弱った時に誰かを頼ることができるのは 大きな助けとなるものです。 

さて、アダルトチルドレンと愛着の関係についてですが、機能不全の家庭で育ちアダルトチ ルドレンとしての生きづらさを抱えた人のほとんどは、多かれ少なかれ愛着の傷やトラウ マをもっていると言えるでしょう。 

つまり、本能的に親を頼ろうとはしても、それが難しかった環境があり、それゆえに自分は 愛されないとか、他者は頼りにならないし信用できないなどの信念をもつことがあり、大人 になっても自己価値や対人関係の問題、生きづらさ(愛着障害)を抱えてしまうことが多いのです。 

愛着には型がある

愛着理論(Bowlby,1979)では、幼い頃から繰り返された親との関係性によって、自分の価値 や感情の扱い方、対人関係の築き方などにおいて、特定の信念やパターンが定着すると考え られています。それが愛着の型となります。 

例えば典型的には次のような愛着の型があります。

①安定型

他者は自分が必要な時に助けてくれるし、そばいいてくれる、頼りになる。 自分に価値が感じられ、対人関係に関する不安も少ない。自分の感情を感じ ることができ、他者に伝えることもできる。

②回避型

他者は自分が必要な時に助けてくれないし、恥をかかせたり、批判したりす る。自分の感情やニーズを抑え、親密な人間関係や頼ることを回避し、なん でも自分独りで解決しようとする。

③不安型

他者は自分が必要な時にそばにいてくれることもあるが、いてくれないこと もある。対人関係に関する不安が強く、誰かがそばにいても独りぼっちにな る不安を感じやすい。

④混乱型

他者は自分が必要な時に助けてくれないし、怖がらせたり、怖がっていたり する。自分自身にも他者にも頼ることができず、感情があまりに圧倒的にな るため、感情を感じないようにする。

これらのいくつかが組み合わされた愛着の型となることも多いですが、自分が主に用いる 愛着の型というものが形作られていきます。 

そして不安定な愛着の型(②~④)は、大人になっても問題となることがあり、時には親世 代から子ども世代にその問題が引き継がれることもあります。 

アダルトチルドレンと不安定な愛着の型

ちなみに、ここでは詳しくは書きませんが、アダルトチルドレンにはいくつかのタイプがあ ると言われています。 

代表的なものとして、ヒーロー(英雄)、スケープゴート(生贄)、ロストワン(いない子)、 ケアテイカー(世話役)、ピエロ(道化師)、イネイブラーなどがあります。 最近ではよくヤングケアラーという言葉を耳にしますが、これは本来大人が担うはずの家 事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことを意味します。 

つまり、アダルトチルドレンは家族の中である役割を担うことが求められ、年齢相応の本来 のありたいような存在ではいられず、安定した愛着関係や型を作っていくことが難しい環 境にあったと考えられます。 

愛着障害は治せる?アダルトチルドレンの生きづらさを改善するには 

では、機能不全の家庭で育った人は不安定な愛着の型が一生改善しないままなのでしょうか? 

実はそうではなく、友人や恋人、夫婦などにおいて安定した愛着関係をもてる人と出会い、 関わりを続けていくことで、少しずつ不安定な愛着が安定したものへと変容していくこと があるとも言われています。これはカウンセラーからしても希望をもてることです。 

例えば、「自分の感情や気持ちは人から否定される」と思い込んでいた人が、誰かから感情 や気持ちを共感され肯定される体験をすることは変容のための大切な一歩となります。 人から受けた傷は人とのふれあいを通じて癒されるものです。 

そのため、カウンセリングにおいても、一部の心理療法(例えば AEDP など)では、カウ ンセラーは積極的に安定した愛着型への変容を促していく関わりを大事にしていきます。 これを修正感情愛着体験(Prenn,2009)と言います。 

アダルトチルドレンとして家族の中で役割を担うことや、愛着の型を形作ることは、ある意 味では自分や家族との関係性を守り、生き抜いていくために必要な防衛のありかたであっ たと言えるでしょう。 

アダルトチルドレンの生きづらさを改善していくためには、そういった役割や不安定な愛 着の型(愛着障害)をもつに至った成り立ちを理解すること、過去と現在の違いを認識して対処してい くこと、そして本来感じてよかったはずの感情やニーズを少しずつ取り戻していくこと、な どが大切となります。 

もし、身近な人間関係で安心できる関係を築ける人がいれば、それが一番望ましいことでし ょう。 

ただ、身近ではなかなかそういった人と出会えないという方、またはカウンセラーと一緒に アダルトチルドレンの生きづらさに取り組んでみたい方は、ぜひ一度カウンセリングを利 用してみてください。

 

文責:カウンセラー山岸

投稿者 skyleaf投稿日: 2022年6月2日2023年2月21日カテゴリー アダルトチルドレン, カウンセリング方法, 心理学, 恋愛タグ アダルトチルドレン, カウンセリング, 人間関係, 愛着障害アダルトチルドレンは愛着関係を作ることが難しい? ~アダルトチルドレンが楽になっていくために~にコメント

コロナワクチン、「打つべきか、否か」

コロナワクチンの接種が、横浜市でもかなり進んできていますが、
このところ、カウンセリングにおいて「ワクチンを打つべきかどうか、迷っている」というご相談を多く受けます。

 

やはり、ワクチン接種後の後遺症などの情報を目にして、とても不安に思われているようです。
中には、死亡例や重篤な後遺症のケースもあると聞いたりして、悩まれるのは当然かと思います。

 

その一方で、「打たないと、感染の危険もあるし、周りにどう思われるか気になる」という心配もあり、どうしたら良いか分からない、という状態のようです。

 

ワクチン接種は義務でも強制でもないですし、政府もワクチンを打つかどうかは個人の判断に任されるというスタンスで、本当に迷うところです。

 

そこで、私も遅ればせながら真剣に調べてみたのですが、厚生労働省のサイトを見てみると、死亡例やアナフィラキシー、異物混入などのデータがずらっと!
これは一瞬、ちょっと怖くなりますね^^;

 

しかし、よくよく読んでみると、これらの報告例がワクチンと関係あるかは検証済みらしく、結論から言うと、

「ワクチンによる死亡、アナフィラキシーショックや他の重篤な後遺症との関連について、安全性において重大な懸念は認められない」

という事で、つまり

死亡例や重篤な後遺症の情報は上がっているものの、今のところワクチンによるものではなさそう、という事のようです。

 

ただこれは、「ワクチンによる危険性(リスク)が全くない」と言っている訳ではなく、政府としては

”ワクチンのリスクがない訳ではないけど、打つメリットの方が大きいので、接種をおすすめします”

という結論のようです。

 

私は理系の人間で、確率で物事を判断する方なので、メリットが上回ると聞いて「やっぱり打とう」という判断に至りました。

 

ただ実はそれまでは、私自身あまり深く考えずに、
「皆が打っているから」という理由で、ワクチンを打とうとしていました。

でも、「ワクチンを打つべきか」で悩んでいるクライアントさんの相談を聞いてから意識が変わり、

「やっぱり自分の体の事だから、ちゃんと調べないといけないよな」と思い、厚生労働省のサイト等で調べた次第です。

 

生きているという事は常に危険と隣り合わせであり、ある程度のリスクを引き受ける覚悟は必要ですが、

こうして、ちゃんと自分で調べ自分の頭で判断しようとするクライアントさんの姿勢は、尊敬するなと思いました。

投稿者 skyleaf投稿日: 2021年10月6日2023年2月21日カテゴリー 未分類, 相談内容タグ カウンセリング, コロナワクチン, 危険性, 後遺症コロナワクチン、「打つべきか、否か」にコメント

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